7月28日(木)、新宿区四谷に待望の「PENTAXクラブハウス」がオープンしました。すでにカメラ関連の媒体の多くがその様子を紹介していますが、当サイトも重い腰を上げ、遅ればせながら訪問いたしました。
PENTAXクラブハウスの入り口。クラブハウスの書体やショーウィンドウのディスプレイなどアーリーアメリカンな雰囲気
PENTAXクラブハウス(以下クラブハウス)はこれまで新宿西口にあった「リコーイメージングスクエア」に変わるものとなります。ただし、名称に会社名でもある“リコー”ではなく、“PENTAX”を用いたところがキモ。同ブランドを全面に押し出したコンセプトの店舗なのです。そのため、「ペンタキシアン」という言葉に代表される同ブランドを心底愛する写真愛好家にこれまで以上に強く訴求するものとなっています。
実際クラブハウスは“PENTAX”をフィーチャーしたものとなります。入り口横のショーウィンドウや店舗の内部にPENTAXのカメラが多数置かれ、リコーの文字を見かけることは、ありません。もちろん修理についてはリコーのカメラも受け付けますが、カメラに詳しくないリコーユーザーはちょっと入りづらいかも思えてしまうほど。
反対にペンタキシアンなら大満足。どこを見てもPENTAXの新旧のロゴだらけですし、「LENS BAR」と称するハウス内中央のカウンター越しにあるショーケースには現行PENTAXレンズがずらりと並びます。また、その横にはストラップやTシャツなどPENTAXのロゴをあしらった多くのアイテムを展示。さらに旭光学時代、同社のビルの壁に備え付けてあったロゴ看板がさりげなく置いてあったり、貴重な試作機が展示されているなどペンタキシアンでなくとも飽きさせないつくりとしています。
レンズバーの様子。現行のPENTAX全レンズの体験ができるほか、開発担当者など在所時には意見交換も楽しめます
クラブハウスに入ってすぐ左に修理等に対応する窓口があります。GR IIIなどリコーイメージングの製品ももちろん受け付けしてます
西新宿時代のイメージングスクエアを改装すればよかったのではないかと思ったのですが、話を聞いたところでは、社会的な状況とコンパクトに店舗をまとめたかったので移転したとのこと。気分も新たに再出発という感じなのかもしれません。ただ、小規模な写真展示スペースは設けられているようですが、やはりしっかりと作品を展示するスペースも欲しかったなと思うのは私だけではないと思います。
それと、話が少し飛びますが、やっぱり見てみたいPENTAXの本格的なミラーレス。リコーイメージングは、「うちは一眼レフしかやんないよ」と宣言までしてますが、そこは今回のクラブハウスのコンセプト同様柔軟に対応してほしいですし、このクラブハウスで展示されている姿を見てみたいと今回の同所訪問では思わずにはいられませんでした。何はともあれ、ペンタキシアンなひとも、そうでないひとも一度訪れてみてはいかがでしょうか。
PENTAXクラブハウス
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/clubhouse/
東京都新宿区四谷本塩町4−8
パーシモンビル1F
TEL:0570-006371
営業時間:11:00~18:00
休館日:水・日および祝日
クラブハウス奥の謎のスペース。小規模なセミナーなどを開催するスペースのようです
参考展示のクラブハウスセット。K-70をベースにラバーをオリーブグリーンとネイビーブルーとしたモデル。「どうしてもという希望者がいた場合には調子に乗って販売する」とのこと
アウトレットコーナーとクラブハウスオリジナルのTシャツ。アウトレットではφ52mmのレンズフロントキャップなど税込100円で販売。Tシャツは税込2,500円となります
クラブハウスオリジナルの帆布製トートバッグ。帆布の厚さは大厚と中厚から選べます
今回の取材にお付き合いいただいたアニキこと田中さん(左)とTKOこと鈴木さん。リコーイメージングの商品企画の方々です
クラブハウスのオープン記念として配られている団扇。番号が打ってあり、後日なんらかの動きがありそう。ウラ面は真っ白で、レフ板として使ってほしいとのことです
同じくオープン記念として配られているビスコ。「いつもありがとう」が泣かせます
リコーイメージング株式会社
https://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/
*情報は取材時のものです。クラブハウスを訪問する際は事前にご確認をお願いいたします。