株式会社コシナは、フォクトレンダーブランドから富士フイルムXマウント専用の超大口径中望遠レンズ、NOKTON 50mm F1.2 Xマウントを発売すると発表いたしました。発売は2023年9月を予定。メーカー希望小売価格は税込11万円を予定しています。
富士フイルムXマウント専用交換レンズ「NOKTON 50mm F1.2 Xマウント」は2023年9月の発売予定。メーカー希望小売価格は税込11万円
NOKTON 50mm F1.2 Xマウントは、APS-Cサイズのイメージサークルをカバーする大口径マニュアルフォーカス中望遠レンズ。フルサイズ換算 75mm相当の画角を持ち、光学設計は富士フイルムXシステムカメラのイメージセンサーに最適化されていると言います。電子接点を搭載し、レンズとボディ間で信頼性の高い電気通信を実現。電気通信対応のボディと最新ファームウエアの組み合わせによりExif 情報、フォーカスチェック、撮 影距離連動表示に加え、特定の機種ではボディ内手ブレ補正やパララックス補正にも対応します。電気接点非対応機種に装着する場合には、カメラの設定でレンズ無しレリーズを“許可”にすることで、絞り優先オートでの撮影が可能としています。
レンズ構成は、絞りの前後が非対称となるゾナータイプをベースとしてF1.2の大口径を実現。全球面レンズおよび全群繰出しを採用しながら、コンパクトなサイズにまとめています。本レンズは絞り開放では大きなボケを生み出すとともに、数段絞り込むことでシャープな描写力を発揮することから、絞り操作による写真表現のバリエーションを楽しむこともできるとしています。
絞り羽根は、ボケの形状に配慮した12枚構成で、1/3ステップのクリック付き。絞りのメカニズムには、フォクトレン ダーのVMマウントやミラーレスマウント用レンズと同様に、絞りリングが絞り羽根の開閉に直結した機構を採用。総金属製の鏡筒内でレンズ全群が繰り出されるマニュアルフォーカスの心地よい感触とともに、絞りの開閉でもメカニズムをダイレクトに操作する手応えを味わえるとのこと。最短撮影距離は0.39m(撮影倍率 1:6)。また、大口径でありながら全長49.0mm、重量290gと引き締まったスタイルで取り回しがしやすいのも特長です。装着時にレンズ鏡筒と一体感のあるデザインの専用ねじ込みフードが付属するとしています。
NOKTON 50mm F1.2 Xマウントに付属する金属製フード
付属するフードを装着した状態。光学系は富士フイルムXシステムカメラのイメージセンサーに最適化
<NOKTON 50mm F1.2 Xマウント 主な特長>
■富士フイルムXマウント専用設計
■電子接点によるボディとの情報通信
■高い剛性感と耐久性の総金属製鏡筒
■確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス
■メカニカル直結操作の絞りリング
■12枚羽根虹彩絞りによる美しいボケ味
■最短撮影距離0.39m
<NOKTON 50mm F1.2 Xマウント レンズ構成図>
<NOKTON 50mm F1.2 Xマウント 仕様表>
焦点距離 | 50mm(75mm相当) |
口径比 | 1:1.2 |
最小絞り | F16 |
レンズ構成 | 8群9枚 |
画角 | 32.5° |
絞り羽根枚数 | 12枚 |
最短撮影距離 | 0.39m |
最大撮影倍率 | 1:6.0 |
対応マウント | 富士フイルムXマウント |
フィルターサイズ | φ58mm |
最大径×長さ | φ63.9mm×49.0mm |
質量 | 290g |
レンズフード | 専用ねじ込みフード付属 |
電子接点 | あり |
株式会社コシナ
https://www.cosina.co.jp/
*情報は取材時のものです。購入される際は事前にご確認をお願いいたします。