中藤毅彦写真展 「CHAOS SHIBUYA」
OM SYSTEM GALLERY/6月27日まで
©️中藤毅彦
多面体のごとく様々な貌を見せる巨大都市東京。その中でも最もエネルギーに満ちた場所は渋谷であろう。
つい一週間前そこに在った風景が忽然と消えているのは渋谷の日常茶飯事だ。
果てしなく続く再開発の嵐は、圧倒的な破壊と創造で街を日々アメーバのごとく変貌させてしまう。
渋谷ほど、時代の空気がダイレクトに反映される変幻自在な街は他にない。
それは、この街の持つ強力な磁場に引き寄せられる人々の容貌にも現れる。
無数の群衆が自らの出で立ちを主張しながら擦過するスクランブル交差点は、都市という劇場における舞台装置だ。
ハロウィンで暴動寸前となったかと思えば、緊急事態宣言では無人のゴーストタウンと化してしまう渋谷。
この10年余り、折に触れて、このカオスに満ちた街を撮り続けて来た。
気がつくと、そこには現在進行形で進み続ける街の変貌が地層の様に写り込んでいた。
出展作品数 107点を予定
(写真展案内より)
<作家プロフィール>
中藤毅彦(なかふじ たけひこ)
1970年東京生まれ 写真家早稲田大学第一文学部中退 東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。 2000年より5年間東京ビジュアルアーツ非常勤講師。 モノクロームの都市スナップショットを中心に作品を発表し続けている。 国内の他、近年は東欧、ロシア、キューバなど旧社会主義諸国を中心に世界各地を取材。 作家活動とともに、四谷三丁目にてギャラリー・ニエプスを運営。 個人ワークショップなども開催。
会場:OM SYSTEM GALLERY(東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビルB1F)
会期:2022年6月16日(木)〜6月27日(月)(21日・22日は休館)
時間:午前10時00分から午後6時00分まで(最終日午後3時まで)
https://omsystem.com/ja-jp
*最新の情報を掲載するよう心がけておりますが、ギャラリー等の都合により会期等が変更になっている場合があります。ギャラリーホームページなどでご確認のうえお出かけください。