株式会社コシナからニコンZマウントを採用したフルサイズミラーレスカメラ対応の交換レンズ、「フォクトレンダー APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical」の発表が本日(5月15日)ありました。
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本レンズは、ソニーEマウントおよびVMマウント用と同等の光学系を用いながらも、ニコンZマウントに最適化した光学設計とするものです。具体的にはアポクロマート設計により、軸上色収差をはじめとする各種の収差を排除するとともに解像力やコントラスト再現性などの向上を目指したと言います。9群11枚構成のレン ズには異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚を採用。フローティング機構を搭載することで、最短撮影距離0.35mから遠距離まで破綻のない描写力を実現しています。さらに12枚からなる絞り羽根は開放のF2だけでなくF2.8とF5.6でも円形になる特殊形状を採用し、点光源などの“玉ボケ”を活かした作画も可能としています。なお、本レンズは、株式会社ニコンとのライセンス契約の下で開発・製造されているそうです。
専用ねじ込みフードが付属します。 *画面をクリックすると拡大します。
ここにきてコシナからZマウントのレンズが相次いでリリースされていますが、レンズの選択肢が増えることはユーザーにとってメリットは多いように思えます。どこぞのメーカーもマウントの情報を開示してくれたらと思わずにはいられません。メーカー希望小売価格(税込)13万2,000円、発売は2022年6月を予定。
レンズ構成図
MTF曲線
<仕様表> APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical | |
焦点距離 | 35mm |
レンズ構成 | 9群11枚 |
画角 | 62.1° |
対応マウント | ニコンZ |
絞り羽根枚数 | 12枚 |
最小絞り値 | F16 |
最短撮影距離 | 0.35m |
フィルターサイズ | φ52mm |
最大径×長さ | φ67.6mm×70.4mm |
質量 | 360g(レンズ本体) |
株式会社コシナ
https://www.cosina.co.jp/voigtlander/z-mount/apo-lanthar-35mm-f2-aspherical/
*情報は取材時のものです。購入される際は事前にご確認をお願いいたします。