ニコン/メカニカルシャッターレスミラーレス『ニコン Z 8』を発表!

株式会社ニコンイメージングジャパンは、ニコン Z マウントを採用した フルサイズのミラーレス「ニコン Z 8」を発表しました。発売は2023年5月26日(金)を予定、価格はオープンプライス。予想される販売価格はボディ単体税込60万円前後となる模様です。

「Z 9」の”下”をカットしたと例えてもよいスペックの「Z 8」。予想される販売価格はボディ単体税込60万円前後

「Z 8」は、「ニコン Z シリーズ」のフラッグシップモデル「ニコン Z 9」(2021年12月発売)と同等の高い機能と性能を、コンパクトに凝縮したミラーレスとなります。風景や野鳥、飛行機、ウェディングを含むポートレートなど、幅広いジャンルにおいて、さらなる映像表現の可能性を追求するフォトグラファーや映像クリエイターに向けたモデルとのこと。静止画、動画問わず、軽快なカメラワークを実現し、あらゆるシーンで快適な操作性能、決定的瞬間を逃さない捕捉性能、そして表現力を高める描写性能で、ユーザーに新たな撮影体験を提供するとしています。プレスリリースなどに記されている質量の比較は「Z 9」ではなく「Z 7II」ではないかと思うは当編集部だけでしょうか。主な特徴か下記のとおりです。

1.多様な撮影シチュエーションで活躍する快適な操作性能
「Z 9」と同等の高い性能と機能を、「Z 9」の体積比で約 30%削減の小型化を実現したカメラボディーに搭載。小型化しつつ、ホールド感に優れたグリップと操作性を損なわない設計を採用。超望遠レンズの使用を含むさまざまな 撮影シーンで、軽快で確実なカメラワークが可能。さらに、縦横4軸チルト式の画像モニターを搭載し、縦位置、横位置問わずハイアングルおよびローアングル撮影の高い操作性を実現。

2.決定的瞬間を逃さない捕捉性能
静止画・動画撮影ともに9種類の被写体検出に対応し、新たに「飛行機」専用モードを搭載。飛行機の大きさに関 わらず安定した検出が可能となり、背景に様々なものが映り込むシーンや暗いシーンにおける検出能力が向上し ています。また、「Z 9」と同等の高速・高精度 AF 性能を実現し、低輝度限界-9 EVによって暗いシーンでもAFでピントが合いやすく、逆光時でもライブビュー用画像と AF 用画像を個別で露出制御するため、被写体へのピント合わせが容易。静止画撮影においては、シャッターボタンの全押しから最大1秒間遡って記録ができる「プリキャプチャー」を搭載しており、野鳥が飛び立ってから全押ししても飛び立つ瞬間まで遡って撮影することが可能。

3.静止画・動画の表現力を高める優れた描写性能
静止画撮影時に、高画質のままファイル容量を抑えて記録する HEIF 形式に対応。10bit の豊かな階調を活かし、 階調の豊かな朝焼けや夕焼け、輝度の高い電飾パレードも、より印象的に表現が楽しめる。また、HEIF 画像撮影 (ライブビュー)時や再生時に、3000cd/m2 対応の電子ビューファインダー(EVF)や900cd/m2 の高輝度画像モニ ターを活かし、HDR モニターに近い階調で映像を確認することが可能。 「人物印象調整」機能に加え、新たに「美肌効果」機能を搭載し、特にポートレート撮影において、より思い通りの表現が可能。大口径の NIKKOR Zレンズのポテンシャルを最大限に引き出し、表現領域を拡 げるISO64と1/32000秒のシャッタースピードを実現。

4.その他特長
・ NIKKOR Z レンズの性能を最大限引き出し、圧倒的な解像感を発揮する有効画素数4571万画素
・ 実際の被写体の動きを途切れずに常に表示する「Real-Live Viewfinder」を搭載
・ 動きの激しい場面でも狙った被写体にピントを合わせ続ける「3D-トラッキング」を搭載
・ 豊富なAFエリアパターンに対応した「カスタムワイドエリアAF」を搭載
・ 最大6.0段の強力な手ブレ補正効果を発揮する「シンクロVR」
・ 「スターライトビュー」機能や「ボタンイルミネーション」など、暗所撮影をサポートする機能を搭載
・ 画像の縦位置再生および再生時の「iメニュー」の縦表示に対応し、縦位置撮影を効率よくサポート
・ 動画撮影時に単焦点レンズを使用してもズーミングが高画質で行える「ハイレゾズーム」に対応
・ 動画編集時の複数の映像や音声の同期作業を容易にするためのタイムコード同期に対応
・ マイナス10°Cでも動作する耐寒性能を実現し、プロフェッショナルの過酷な使用環境下での撮影をサポート
・ シャッターの耐久回数を気にせず使用できるメカシャッターレス機構を採用
・ 撮像素子のダスト対策として、ダブルコートを採用したほか、センサーシールドを搭載
・ 充給電専用と通信専用の2つのUSB端子を搭載し、充給電しながら通信が可能
・ マグネシウム合金とプロフェッショナルグレードの新しい炭素繊維複合材料の採用で高い堅牢性・信頼性を実現
・ NX Studio Ver.1.4.0 で HDR の表示に対応し、階調モード「HLG」で撮影した静止画の表示・編集が可能。さらに「人物印象調整」「美肌効果」の調整にも対応

<ニコン Z 8サイト>
https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_8/

「パワーバッテリーパック MB-N12」を装着した状態

株式会社ニコン
https://www.nikon.co.jp

*情報は取材時のものです。購入等を検討する際は事前にご確認をお願いいたします。

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