駅構内などで見かけるガチャガチャコーナー。写真はJR秋葉原駅の総武線下りホーム近くのものです。「指のりカメラ」もここで見つけました。
都内JR某駅にて乗り換えついでに何気に立ち寄ったガチャガチャのコーナー。なんとカメラのガチャガチャを発見! しかも200円と安い。早速やってみましたよ。
そのガチャガチャは株式会社ターリンインターナショナルの発売する「指のりカメラ」。全6種類で、その内訳は一眼カメラと三脚のセット、家庭用ビデオカメラと三脚のセット、望遠レンズを装着した一眼カメラと自撮り棒のセットで、それぞれブラックとレッドのカラーが用意されています。ビデオカメラは欲しくないな、と思いつつ金200円也をカプセル自販機に投入し、おもむろにダイヤルを回すと思ったよりもちょっと小さなカプセルが出てきました。
人目を憚ることなくその場でカプセルを開けてみると、なんとブラックカラーの一眼カメラと三脚のセットが! 願ったものが出てくるとかなり嬉しい。このささやかな高揚感は、自分の子どもと付き合い程度しかガチャガチャをやったことのない者にとって習慣性ある中毒症状を起こす原因のようにも思えました。
カプセルから取り出したところ。部品はカメラ本体、交換レンズ、三脚、脚足となります。
組み立てた様子となります。デジタル一眼にビデオ三脚の組み合わせが現代的です。
カプセルに入っていたパーツはカメラ本体と交換レンズ、三脚、脚足の4つ。カメラ本体に交換レンズを、三脚に脚足をつけてみます。どちらも小さい。特にカメラは本当に小さく、まさに指のりカメラです。そのため再現できてない部分も多く、おもちゃ感いっぱい。一眼レフなのかミラーレスなのかちょっと判別し難い感じです。唯一カメラ背面の液晶モニターやファインダーアイピース周辺は、あくまでもそれなりにですが、作り込まれています。ちなみにベースとなったのは、カメラを正面から見て右肩にダイヤルがあることやペンタカバーのシェイプなどから某社EOS二桁機のように勝手に思っていますが、いかがでしょうか。レンズはカメラに対する大きさから恐らくはエントリークラスの標準ズームのようです。三脚は、雲台についたパン棒の形状から動画用であることは間違いありません。三脚にカメラを載せると、デジタル一眼で動画撮影を行う今風のシチェーションが出来上がりました。
まさに指のりカメラ。どのカメラを模したのか想像するのも楽しく思えます。200円と安いガチャガチャですが、大人でも十分楽しめそうです。
EOS二桁モデルを連想させるボディシェイプです。シャッターボタンとモードダイヤルらしき部分が銀色に塗られているのはご愛嬌。カメラ背面は液晶モニターとファインダーアイピースのつくりがちょっとだけリアルです。
「指のりカメラ」はリアル感を追い求める向きには不満があるかもしれません。しかしながら、価格からより手軽に楽しめそうですし、三脚や家庭用ビデオカメラ、自撮り棒があるのは新しく思えます。今後のさらなる展開に期待したいと思います。また、実在するカメラを忠実に模したガチャガチャはこれまでもありますが、こちらも今後いろいろ出てくるとガチャガチャの自販機を覗く楽しみが増しそう。いずれにしましても会社や自宅の机周りが賑やかになること請け合いです。
(了)
「指のりカメラ」のガチャガチャ自販機。カメラと自撮り棒との組み合わせは特に新鮮に思えます。
「撮影機材」のガチャガチャもありました。LEDを内蔵しているため、ちょっと高い価格設定となっています。こちらは株式会社トイズスピリッツの製品。http://toysp.co.jp
株式会社ターリンインターナショナル
https://www.tarlin.jp
*情報は取材時のものです。購入される際は事前にご確認をお願いいたします。