秦 達夫写真展 「 Traces of Yakushima 」
キヤノンギャラリー銀座/7月9日(土)まで
©️秦 達夫
今回の作品は6×6判モノクロフィルムにて撮影、デジタルカメラを使用し複写・データ化、インクジェットプリンターにて出力したフィルムとデジタルのハイブリット作品です。
「癒やし」のイメージが先行する屋久島ですが、私は樹齢千年以上の巨樹を眺めていると威厳や尊厳そして恐れを感じました。その気配を捉えるためには縦も横もないスクエア、そして色情報をそぎ落としアンニュウイな質感を持つモノクロフィルムでこそ表現できると確信し撮影してまいりました。
『Traces of Yakushima』は直訳すると屋久島の痕跡や踏み跡となりますが、私は「屋久島の気配」とさせていただきました。潤いのある森。人間とは異なる時間軸に生きる巨樹。自然こそ偉大な芸術家なのだと改めて思わせる造形美。それらにレンズを向け写し止めた作品です。過去に発表した作品「山岳島_屋久島」「RainyDays屋久島」とは異なる屋久島作品です。
(写真展案内より)
<作家プロフィール>
秦達夫(はた たつお)
1970年長野県飯田市遠山郷生まれ。自動車販売会社・バイクショップに勤務。後に家業を継ぐ為に写真の勉強を始め自分の可能性を信じ写真家を志す。写真家竹内敏信氏の助手を経て独立。故郷の湯立神楽「霜月祭」を取材した『あらびるでな』で第八回藤本四八写真賞受賞。同タイトルの写真集を信濃毎日新聞社から出版。写真集『山岳島_屋久島』『RainyDays屋久島』『New Zealand』、他多数。小説家・新田次郎氏『孤高の人』の加藤文太郎に共感し、『アラスカ物語』のフランク安田を尊敬している。
日本写真家協会会員・日本写真協会会員・日本写真芸術専門学校講師・Foxfireフィールドスタッフ
会場:キヤノンギャラリー銀座 (東京都中央区銀座3-9-7)
会期:2022年6月28日(火)〜7月9日 (土)(7月3日、4日は休館/入場無料 )
時間:午前10時30分〜18時30分
https://canon.jp/personal/experience/gallery/schedule/ginza
「 Traces of Yakushima 」の写真集のお求めはこちらから
*最新の情報を掲載するよう心がけておりますが、ギャラリー等の都合により会期等が変更になっている場合があります。ギャラリーホームページなどでご確認のうえお出かけください。