コシナ/研削非球面レンズの採用と、F0.9の超大口径を実現したXマウント交換レンズ「NOKTON 35mm F0.9 Aspherical」を発売!

株式会社コシナは、フォクトレンダーブランドから富士フイルムXマウント専用の超大口径レンズ、NOKTON 35mm F0.9 Aspherical Xマウントを発売すると発表いたしました。発売は2023年8月を予定。メーカー希望小売価格は、税込24万7,500円を予定しています。

研削非球面レンズを採用し、F0.9の超大口径を実現したXマウント交換レンズ「NOKTON 35mm F0.9 Aspherical」。メーカー希望小売価格は税込24万7,500円

NOKTON 35mm F0.9 Asphericalは、フォクトレンダーのXマウント用交換レンズとして最も明るいF0.9を実現した超大口径の標準レンズ。絞り開放でもメリハリのある合焦面の描写をしながら、取り回しの良さを考慮して全長は64.9mm(先端~マウント面)に抑えたスタイリングが特長となります。

レンズ第1面には自社生産のGA(研削非球面)レンズを採用。この特殊なレンズは、マイクロフォーサーズ用の標準レンズとして2020年に発売した「SUPER NOKTON 29mm F0.8 Aspherical」およびフルサイズVMマウント用の標準レンズとして2022年に発売した「NOKTON 50mm F1 Aspherical VM」に続くもので、コシナの市販用レンズとしては3例目になるとのことです。モールド製法による一般的な非球面レンズと比較して生産管理が難しく、製造に時間もかかるGAレンズを本レンズに投入した理由は、モールド製法の非球面レンズでは使用することのできない高融点・高屈折ガラスを用いることが可能であったことが大きいと言います。

レンズ構成は8群10枚。F0.9の超大口径でありながら最小絞りはF22まで対応。絞り羽根は、ボケの形状に配慮した12枚構成で 1/3 ステップのクリック付き。絞りのメカニズムには、フォクトレンダーのVMマウントやミラーレスマウント用レンズと同様に、絞りリングが絞り羽根の開閉に直結した機構を採用。総金属製の鏡筒内でレンズが繰り出されるマニュアルフォーカスの心地よい感触とともに、絞りの開閉でもメカニズムをダイレクトに操作する手応えが味わるとのこと。リバース装着の可能な金属製専用フードフードが付属します。

NOKTON 35mm F0.9 Asphericalに付属する金属製フード

<NOKTON 35mm F0.9 Aspherical 主な特長>
■ 富士フイルムX マウント専用設計
■ 電子接点によるボディとの情報通信
■ GAレンズおよび両面非球面レンズを採用
■ フローティング機構搭載
■ 高い剛性感と耐久性の総金属製鏡筒
■ 確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス
■ メカニカル直結操作の絞りリング
■ 12枚羽根虹彩絞りによる、美しいボケ味

<NOKTON 35mm F0.9 Aspherical レンズ構成図>

<NOKTON 35mm F0.9 Aspherical  仕様表>

焦点距離35mm(52.5mm相当)
口径比1:0.9
最小絞りF22
レンズ構成8群10枚
画角43.8°
絞り羽根枚数12枚
最短撮影距離0.35m
最大撮影倍率1:7.1
対応マウント富士フイルムXマウント
フィルターサイズφ62mm
最大径×長さφ72.7mm×64.9mm
質量492g
レンズフードリバース可能フード付属
電子接点あり

株式会社コシナ
https://www.cosina.co.jp/

*情報は取材時のものです。購入される際は事前にご確認をお願いいたします。

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