株式会社コシナは、フォクトレンダーブランドから富士フイルムXマウント専用の広角単焦点レンズ、COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウントを発売すると発表いたしました。発売は2024年2月を予定。メーカー希望小売価格は税込8万円を予定しています。
富士フイルムXマウント専用交換レンズ「COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウント」は2024年2月の発売予定。メーカー希望小売価格は税込8万円
COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウントは、富士フイルム X マウント専用の交換レンズ。APS-C サイズ のイメージサークルをカバーするマニュアルフォーカスの広角レンズで、フルサイズ換算 28mm 相当の画角を持つと言います。光学設計は富士フイルム X システムカメラのイメージセンサーに最適化されており、電子接点を搭載し、ボディ間で信頼性の高い電気通信を実現しています。電気通信対応のボディと最新ファームウ エアの組み合わせにより Exif 情報、フォーカスチェック、撮影距離連動表示に加え、特定の機種ではボディ内手ブレ補正にも 対応。電気接点非対応機種に装着する場合には、カメラの設定でレンズ無しレリーズを“許可”にすることで、絞り優先オ ートでの撮影が可能になるとのことです。
画角は、35mm判フィルムカメラの時代から広角レンズの定番として人気のある28mm相当であることからスナッ プショットに好適。両面非球面レンズおよび異常部分分散ガラスの採用により優れた光学性能を確保しながら、開放絞り値をF2.8で設計することで製品全体の大きさをコンパクトにまとめたパンケーキスタイルを実現しています。全長はマウントから23.5mmの短さで携帯性が高く、カメラ本体から突出した部分が少ないのでバッグからの取り出しや収納をスムーズに 行えることも特長。最短撮影距離は0.17mで、広角レンズ特有のパースペクティブを活かしたテーブルフォトなどにも対応するとしています。レンズ操作部のフォーカスリングには指がかりの良い形状のレバーを装備することで操作性を向上させるとともに、距離指標を見ることなくレバーの位置で設定したおおよその距離を知ることも可能です。
絞り羽根は、ボケの形状に配慮した10枚構成で1/3 ステップのクリック付き。絞りのメカニズムには、フォクトレンダーのVMマウントやミラーレスマウント用レンズと同様に、絞りリングが絞り羽根の開閉に直結した機構を採用。総金属製の鏡筒内でレ ンズ全群が繰り出されるマニュアルフォーカスの心地よい感触とともに、絞りの開閉でもメカニズムをダイレクトに操作する手 応えを味わえるとのこと。総金属製の外装はシルバーとブラックの2色をご用意し、いずれのモデルにもドーム型の専用ネジ 込みフード(ブラック仕上げ)が付属しています。
「COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウント」に付属する金属製フード
<COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウント 主な特長>
■富士フイルムX マウント専用設計
■電子接点によるボディとの情報通信
■高い剛性感と耐久性の、総金属製鏡筒
■確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス
■メカニカル直結操作の絞りリング
■10枚羽根虹彩絞りによる、美しいボケ味
■最短撮影距離0.17m
<COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウント レンズ構成図>
<COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウント 仕様表>
焦点距離 | 18mm(28mm相当) |
口径比 | 1:2.8 |
最小絞り | F22 |
レンズ構成 | 5群7枚 |
画角 | 75.4°° |
絞り羽根枚数 | 10枚 |
最短撮影距離 | 0.17m |
最大撮影倍率 | 1:6.6 |
対応マウント | 富士フイルムXマウント |
フィルターサイズ | φ43mm |
最大径×長さ | φ59.3mm×23.5mm |
質量 | 115g |
レンズフード | 専用ねじ込みフード付属 |
電子接点 | あり |
COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウントの作例(©️Takeshi Ohura)
COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical X マウントの作例(©️Takeshi Ohura)
株式会社コシナ
https://www.cosina.co.jp/
*情報は取材時のものです。購入される際は事前にご確認をお願いいたします。