株式会社コシナは、フォクトレンダーブランドの富士フイルムXマウント専用レンズ「MACRO APO-ULTRON 35mm F2 X-mount」を本日(7月15日)発表いたしました。発売は2022年8月を予定、メーカー希望小売価格は税込10万2,300円となります。
「MACRO APO-ULTRON 35mm F2 X-mount」
MACRO APO-ULTRON 35mm F2 X-mountは、APS-Cサイズのイメージサークルをカバーする大口径のマニュアルフォーカス標準マクロレンズ。光学設計は富士フイルムXシステムカメラのイメージセンサーに最適化されているほか、電子接点を搭載しExif情報、フォーカスチェック、撮影距離連動表示に加え、特定の機種ではボディ内手ブレ補正やパララックス補正にも対応していると言います。
レンズ構成は6群9枚で、うち異常部分分散ガラス3枚を使用する光学系を採用。アポクロマート設計による色滲みのない自然な発色に加え、開放F値F2というマクロレンズとしては大口径でありながらコンパクトなスタイルに仕上げられています。ピント調整には、前4群6枚を前後させるフロントフォーカス方式を採用。光学系全体を繰り出す方式と比較して伸長を短くすることを可能としながら、遠距離から近接まで安定した画質を確保するとしています。
絞り羽根は10枚構成。クリックは1/3ステップとしていいます。絞り機構の構造は、絞りリングが絞り羽根の開閉に直結したものを採用。総金属製の鏡筒内でレンズ群が繰り出すマニュアル操作の心地よい感触とともに、絞りの開閉でもメカニズムをダイレクトに操作する手応えが味わえます。最短撮影距離は0.163m(撮影倍率1:2)。被写体からのワーキングディスタンスはフード装着時で0.06m(レンズ先端から0.08m)とし、近接撮影効果によるピントの浅さに加え、大口径でマクロ特有の大きなボケ味を活かした撮影の可能性が拡がるとしています。また、焦点距離や開放値の明るさなどから初めての単焦点レンズとしても最適としています。
専用フードを装着した状態
付属するネジ込み式の専用フード
レンズ構成図
<仕様表>
MACRO APO-ULTRON 35mm F2 X-mount | |
焦点距離 | 35mm(35mm判換算52.5mm) |
口径比 | 1:2 |
最小絞り値 | F22 |
レンズ構成 | 6群9枚 |
画角 | 42.8° |
絞り羽根枚数 | 10枚 |
最短撮影距離 | 0.163m |
最大撮影倍率 | 1:2 |
フィルターサイズ | φ49mm |
最大径×長さ | φ60.7mm×54.8mm |
質量 | 265g |
メーカー希望小売価格 | 10万2,300円(税込) |
発売日 | 2022年8月発売予定 |
株式会社コシナ
https://www.cosina.co.jp
*情報は取材時のものです。購入される際は事前にご確認をお願いいたします。