B+(ビー・プラス)写真展『Tried by Twelve: photography by B+』
渋谷TRUNK(HOTEL) 内ROOM101/7月18日(月) まで
LaurynHill ©️B+
1990年代前半から約30年間にわたって、Mos Def、Q-Tip、Notorious B.I.G.、Snoop Dogg、Lauryn Hillといったヒップホップシーンのトップアーティストを含む、100組以上のさまざまなアーティストの撮影を手がけてきたB+。近年ではDamian MarleyやKamasi Washingtonといったヒップホップ以外のジャンルのアーティストからも絶大な信頼を得て、彼らのオフィシャルフォトグラファーとしてだけでなく、映像監督としてミュージックビデオを手がけるなど、その多彩な才能を発揮し続けています。
B+が撮影した写真の持つ色合いや質感、構図は実に独特で、ひと目見てB+の作品だと分かる個性を持ち、2017年に出版された初の写真集『Ghostnotes: Music of the Unplayed』は、そのアート性の高さでも注目を集めました。
写真集発売の翌年に渋谷16(Sixteen)にて開催された写真展から約3年半ぶりとなる今回の『Tried by Twelve: photography by B+』では、過去にB+が撮影した12組のアーティストの写真を展示します。この12作品は過去にアルバムジャケットや雑誌などで使用された写真はもちろんのこと、さらに貴重な未公開写真も含まれており、写真展としては初出しとなる作品も複数展示される予定です。
ちなみに『Tried by Twelve』という写真展のタイトルはアンダーグラウンド・ヒップホップクラシックであるThe East Flatbush Projectの同名曲から引用したもので、ラジオプロモーターとしてこの曲をロサンゼルスのヒップホップシーンに広めた故Byze One(今年3月にCOVID-19に感染し死去)に対する、B+からの追悼の思いも込められています。
写真作品の展示を予定しているアーティストは以下の通りです。(アルファベット順)
Damian Marley、Erykah Badu、Flying Lotus、Jay Electronica、Kamasi Washington、Kendrick Lamar、Lauryn Hill、Madlib、Notorious B.I.G.、Ol’ Dirty Bastard、Questlove(The Roots)、Thundercat
(写真展案内より)
ErykahBadu ©️B+
BiggieSmalls ©️B+
<作家プロフィール>
B+(ビー・プラス)
アイルランド生まれ、本名はBrian Cross。1990年にロサンゼルスへ渡り、カリフォルニア芸術大学(California Institute of the Arts)にて写真を学ぶ。大学在学中に手がけたプロジェクトを元に、自ら文章と写真を手がけた最初の著書『Its Not about a Salary: Rap Race and Resistance in Los Angeles』を1993年に出版。ロサンゼルスのヒップホップカルチャー、特にアンダーグラウンドシーンにもスポットを当てたこの本は高い評価を得る。また、このプロジェクトを通してロサンゼルスのヒップホップシーンと強い繋がりを持った彼は、以降、フォトグラファーとしてさまざまなアーティストの撮影を手がけることになる。日本との繋がりも深く、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのジャケット撮影やミュージックビデオの監督を担当した他、意外なところではきゃりーぱみゅぱみゅの撮影なども手がけている。
http://www.mochilla.com/bplus
会場:TRUNK(HOTEL) 内ROOM101(東京都渋谷区神宮前5-31)
会期:2022年7月15日(金)〜7月18日(日)(入場無料)
時間:11時00分から19時00分まで(初日のみ15:00オープン)
オープニングレセプション:7月15日(金) 18:00オープン/19:00スタート/22:00終了 ※入場無料
公式サイト
https://trunk-hotel.com/
*最新の情報を掲載するよう心がけておりますが、ギャラリー等の都合により会期等が変更になっている場合があります。ギャラリーホームページなどでご確認のうえお出かけください。